天皇杯敗退の町田にさらなるケガ人…筑波大学戦でナ・サンホとミッチェル・デュークも負傷

FC町田ゼルビアは13日、同クラブに所属するFWナ・サンホとFWミッチェル・デュークの負傷を発表した。

町田は12日、天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会・2回戦で筑波大学と対戦。試合は22分にセットプレーからMF安井拓也のゴールで先手を取ったものの、後半アディショナルタイムにU-23日本代表にも名を連ねるFW内野航太郎に劇的同点ゴールを許す。延長戦ではFWエリキのPK失敗などもあり、1-1のまま120分間が終了すると、PK戦では2-4で敗北。”ジャイアントキリング”を許し、現在2024明治安田J1リーグの首位に立つ町田が、初戦で姿を消していた。

だが、この試合では負傷者が続出。立ち上がりの8分にDFチャン・ミンギュが負傷交代を強いられ、同選手は左鎖骨骨折と診断されたことが13日午前に発表。安井も同点ゴールを挙げたプレーのなかでケガに見舞われ、ピッチに倒れ込んだまま起き上がれず、交代となった。安井についても13日午前、右脛骨(けいこつ)骨幹部骨折と診断されたことが明かされていた。

そして13日午後、町田は同試合におけるさらなる負傷者を発表。ナ・サンホは左足関節じん帯損傷、前距腓靭帯(ぜんきょじんたい)損傷、三角靭帯損傷、デュークは左大腿二頭筋肉離れと診断された。チャン・ミンギュ、安井とともに、ナ・サンホ、デュークについても全治については明らかになっていない。

現在27歳のナ・サンホは今季より町田に加入。背番号10を託され、2024明治安田J1リーグではここまで12試合出場2ゴールを記録している。一方、現在33歳のデュークは昨季より町田でプレーしており、クラブのJ1昇格に大きく貢献。今季は途中出場が増加したものの、ここまで15試合のピッチに立って2ゴールを挙げている。

町田は2024明治安田J1リーグ第17節終了時点で11勝2分4敗の成績を残し、勝ち点「35」を積み上げて首位を走っている。だが、前記のとおり天皇杯では早期敗退。夏場の戦いを目前に控え、4名の選手が新たに離脱するという苦境に立たされた。

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