KAAT 神奈川芸術劇場、2024年度メインシーズンチケットを7月15日より発売へ

KAAT 神奈川芸術劇場2024年度のメインシーズン「某(なにがし)」シーズンチケット1期のチケットが、7月15日より販売されることが決定した。

KAAT 神奈川芸術劇場は、2021年4月の長塚圭史芸術監督就任以降、4月~8月をプレシーズン、9月~翌年3月をメインシーズンとするシーズン制を導入し、メインシーズンにはシーズンタイトルを設け、年間のプログラムを実施。2024年度のメインシーズンタイトルは「某(なにがし)」をタイトルに、シェイクスピア作品から日本文学の舞台化、現代のテクノロジーと身体を問う実験的なプログラム、新作戯曲、国際共同制作など、多彩な作品が用意されている。

9月から10月に上演するシーズンチケット「1期」の2作品は、『リア王の悲劇』と『品川猿の告白 Confessions of a Shinagawa Monkey』。『リア王の悲劇』は、藤田俊太郎が手掛け、木場勝己をはじめとする実力派俳優陣・スタッフが参加する作品。『品川猿の告白 Confessions of a Shinagawa Monkey』は、村上春樹原作の叶わぬ恋を描いたコミック・ミステリーをKAAT神奈川芸術劇場とイギリスの現代演劇を代表する劇団ヴァニシング・ポイントが国際共同制作で贈る作品となっている。

また2024年も、複数演目のチケットをセットにした「シーズンチケット」の販売が決定。今回はメインシーズンを「1期」「2期」「3期」に分け、各公演の先行発売に先駆けて、最速かつ、神奈川県民割引よりお得な特別割引料金で、チケットを購入できるチャンスも。

加えて、シーズンチケットを2期分以上の購入者には、2025年度ラインアップ発表会(2025年春実施予定)への招待(応募者多数の場合は抽選)、3期を通した購入者には、イヤーブック(2024年度の年間上演作品をまとめた写真集)のプレゼントも用意されている。

長塚圭史(芸術監督)コメント
昨年より始動いたしましたシーズンチケット制度。少しでも気軽に劇場に足を運んでいただきたい。そしてもっともっと当劇場のラインアップを楽しんでいただきたい。新しい出会いを生み出したい。そんな思いを胸に今年も販売いたします。今シーズンは3期に分けてお求めいただけます。もちろん通しでご購入いただいた方には豪華特典も。普段だったら観ないかもしれない作品を、シーズンチケットをきっかけにご覧いただくことになって、もしかするとこれまでなかった世界が目の前に開かれるかもしれません。是非ともラインアップをじっくりと眺めて、シーズンチケットにチャレンジしてみてください。またもっとこうなってよ!というご意見もお待ちしております。来年度再来年度への大いなる参考にいたします。何はともあれ、皆様が2024-2025年シーズン『某』を大いに楽しんでいただけますよう、今年度もKAATは益々ひらいていきます。

芸術監督 長塚圭史
(文=リアルサウンド編集部)

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