ゾウ、それぞれに「呼び名」があった! ケニアの群れで鳴き声を分析 遠距離からの呼びかけで使用か

動物のゾウ(象)にそれぞれ名前があるとことが、新たな研究により明らかとなってきた。それぞれを区別するため名前を用いる人間以外の最初の動物となる可能性もある。

国際的な専門家らがAIアルゴリズムを用い、ケニヤにいるアフリカ産サバンナゾウの2つの群れの鳴き声を分析する研究を実施。469種類の異なる鳴き声が特定され、大人のゾウが若いゾウに話かける際、遠距離から呼びかけるのに「名前」を使用していることが判明した。

研究を指導した米コロラド州立大学のマイケル・パルド氏は説明した。「今回の研究はゾウが個々の間で特別な発声をしているだけではなく、他の個体への呼びかけには無視する一方で、自分たちに向けられた呼びかけを認識し反応することがわかりました」

「このことはゾウが、呼びかけを聞いて自分にむけられたものか、それが意図された文脈から外れていても、区別できるということを示唆しています」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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