パウロ・フォンセカ氏、3年契約でミランの新監督に イブラヒモヴィッチ氏も「最高の監督」と期待

写真:ミランの新監督に就任したフォンセカ氏©Getty Images

ミランは13日、パウロ・フォンセカ氏の新監督就任を発表した。クラブの公式サイトが伝えている。なお、契約は2027年6月30日までの3年契約を結んだという。

ミランは5月24日にステファノ・ピオーリ前監督の2023-24シーズン限りでの退任を発表。それ以来、ジュレン・ロペテギ氏やロイヤル・アントワープを指揮するマルク・ファン・ボメル監督の就任も噂されていたが、今季までリーグ・アンのリールを率いていたフォンセカ氏の就任が決まった。

ミランのシニアアドバイザーを務めるズラタン・イブラヒモヴィッチ氏は、フォンセカ監督の招へい理由を以下のように語っている。イタリアメディア『TUTTOmercatoWeb』が伝えている。

「これは熟考された選択だ。我々はミランが支配的なフットボールをするように考えている。そして彼の指導法や試合へのアプローチの仕方を研究した。(ピオーリ前監督の就任から)5年が立ち、何か新しいものを必要としていた」

「毎日、我々は連絡を取り合い、戦略を共有している。ミランには非常に重要なU-23のプロジェクトがあり、それをトップチームにつなげたいと計画している。彼は若い選手にチャンスと責任を与える監督だ。天才的な監督と弱いチームであれば、一度か二度は奇跡を起こせるだろう。しかし、可能な限り最高の状態を用意して監督を迎え入れたいと考えている」

フォンセカ氏を「最高の監督」と期待を込めたイブラヒモヴィッチ氏は、今夏退団の可能性を噂されるテオ・エルナンデス、マイク・メニャン、ラファエウ・レオンら主力選手を「売却する必要はない」とし、今後の計画について次のように説明している。

「今度のステップはチームを強化し、競争力を高めることだ。イタリアでもヨーロッパでもタイトルを獲得したい。我々はミランなのだから、毎年トロフィーのために戦うことが目標だ。ただ勝つだけではなく、歴史を作りたい。ミランに加入する人はみんな、同じ野心を持ってなくてはならない」

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