「レギュラーとして大事なこと」前夜右手指捻挫のソフトバンク近藤健介が痛みこらえフル出場「スイング自体には問題なかった」

1回1死満塁、押し出し四球を選ぶ近藤(撮影・西田忠信)

◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク6―3ヤクルト(13日、みずほペイペイドーム)

前夜負傷交代していたソフトバンクの近藤健介がフル出場を果たした。5番指名打者で出場し、3打数無安打ながら2四球1打点だった。

初回1死満塁で回ってきた第1打席。フルカウントから四球を選び、先制点をもぎ取ることに成功した。

試合後、前夜痛めた右手に氷を当てながら帰路に就いた近藤。「スイング自体は、力加減には問題なかった」と打撃に影響はなかったと強調した。「出られるので、それだけですね。そこ(全試合出場)はレギュラーとして大事なことだと思いますし。まあ今日は結果が出なかったですけど、明日出て修正したい」と力を込めた。

前日12日のヤクルト戦。4回の左翼守備で、ライナー性の当たりに猛チャージを掛けた際に顔面からグラウンドに落ち、体が1回転し、右手中指と薬指の付け根付近を捻挫。そのままプレーは続行したが、4回1死一塁で打席に入り、一ゴロ併殺打。5回の守備から退いていた。

近藤は試合前、けがについて「(痛みは)ずっとありますよ」と話していた。腫れもあるという。それでも、この打席でも積極的にスイングを仕掛けにいき、痛みをこらえながらしっかりと結果を残した。

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