凍結資産活用「大きな痛手伴う」、ロシアが西側に警告

[モスクワ 13日 ロイター] - ロシア外務省のザハロワ報道官は13日、西側諸国が凍結されたロシア資産から生じる利益を奪おうとする試みは犯罪行為であり、ロシアによる対応は欧州連合(EU)にとって大きな痛手になると述べた。

イタリア南部プーリア州で開幕した主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)では、初日にロシアが侵攻を続けるウクライナ情勢を巡る協議が行われ、制裁で凍結されている約3000億ドルのロシア資産が生む利子を活用し、ウクライナに対し500億ドルの支援を行うことで大筋合意した。

ザハロワ氏はまた、キューバに寄港した艦艇に関する質問に対し、西側諸国はロシアからの外交シグナルに耳を傾けず、陸軍や海軍が行動を起こした時のみ注目しているとした。

さらに欧州諸国がロシア外交官の移動を制限した場合には対応するとした。

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