青梅丸々、宇都宮の農家で収穫最盛期 大粒を100キロ摘み取り 

かごに集められ、日差しに輝く青梅=13日午前11時15分、宇都宮市古賀志町

 梅干しや梅酒に使われる青梅の収穫が、栃木県内の農家で最盛期を迎えている。宇都宮市古賀志町、農業北條誠一(ほうじょうせいいち)さん(72)方では13日、大粒の梅約100キロを摘み取った。

 JAうつのみや管内は青梅の生産が盛んで、農家8軒が計約385アールの梅林で育てている。今年は全国的に不作となっており、同JA管内の集荷量は昨年より4割ほど少ない約3.5トンの見込みだという。

 北條さん方は「白加賀」など4品種を栽培。例年並みの出来といい、この日は北條さんと家族の3人が約30アールの梅林で青梅を丁寧に摘み取り、かごに集めた。収穫は今月下旬まで続く。

 北條さんは「梅干しにするとおいしいと思う。食べてみてほしい」と話した。

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