小島プレス工業 熱中症対策システム開発 工場の暑さ指数を算出 危険度を警告 来春にも外販へ

小島プレス工業が開発した熱中症対策システム

 自動車用樹脂部品製造の小島プレス工業(本社豊田市下市場町3の30、小島栄二社長)は、工場のⅠoT(モノのインターネット)技術を応用した熱中症対策システムを開発した。設備に取り付けたセンサーの情報を「見える化」し、危険度が高まると警告する。遠隔通知や空調との連動も可能で、熱中症管理業務を簡略化できる。7月からグループと仕入れ先含め約30社で実証実験を行い、来春から外販に乗り出す計画。工場のほか学校や高齢者宅の熱中症対策としても提案していく。(三河)

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