メルキオルは22日の京都5Rでデビュー予定

 「POG2歳馬特選情報」(13日)

 POGファン必見!取れたての若駒情報を集めました。未来のG1馬たちの今後を要チェック!

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 〈栗東〉松永幹厩舎から。祖母にビワハイジ、伯母にG16勝馬ブエナビスタを持つメルキオル(牡、父ナダル)は22日の京都5R(芝1400メートル)でデビュー予定。鞍上は川田。「ジョッキーは『まだ幼い』と言うが、時計は出ていますからね」と松永幹師。シルバーステート産駒のオニムシャ(牡)は、西村淳を背に23日の京都5R(芝1800メートル)で初陣を迎える。祖母に秋盾覇者ヘヴンリーロマンス、母に交流重賞6勝馬アムールブリエを持つデルアヴァー(牡、父フランケル)は30日の福島5R(芝1800メートル)でデビュー予定。「いいフットワークで持っているモノは悪くない」と指揮官。叔父に皐月賞馬ジオグリフがいるユメシバイ(牝、父ディスクリートキャット)は、永島まなみとのコンビで30日の小倉6R(芝1200メートル)を予定。

 新種牡馬タワーオブロンドン産駒のアーリントンロウ(牡、松下)は22日の京都5Rで初陣。鞍上は西村淳を予定。「500キロぐらい。がっちりして、いい体をしている」と松下師。近親に22年京都新聞杯2着のヴェローナシチーがいるネーヴェフレスカ(牝、父ニューイヤーズデイ、石坂)も岩田望とのコンビで同レースへ。「新馬向きの血統。前向きさがあって素直で、走りに軽さもある」と石坂師。

 母に豪オークス馬を持つヴェルニッツ(牡、父ロードカナロア、杉山晴)は23日の京都5Rで初陣を切る。

 〈美浦〉手塚厩舎の動向。ドゥラメンテ産駒のラストレガシー(牡)は30日の福島5Rでデビュー予定。「調教は動いているけど、ゲートに課題がある。使いつつ良くなってくれれば」と手塚師。鞍上は津村。近親に今年の根岸S覇者エンペラーワケアがいるレッドベルダンス(牡、父レイデオロ)は、福島開催後半でのデビューを目指す。ケンタッキーダービー3着馬フォーエバーヤングの異父妹ブラウンラチェット(牝、父キズナ)は、来週トレセンへ初入厩する。

 〈函館〉「新馬戦の2頭は楽しみですね」と語るのは永野。土曜函館5R(牝、芝1200メートル)のニシノラヴァンダ(牝、父サトノアラジン、美浦・奥平)は、芝コースでの最終追い切りが3頭併せで最先着。「追い切りの動きは良く、スタートも速いです」と好感触だ。同6R(ダート1000メートル)のユリ(牝、父アジアエクスプレス、美浦・伊藤圭)は、半姉に23年京都牝馬Sを勝ったララクリスティーヌがいる。こちらは「柔らかい背中をしています」と素質の高さを買っていた。

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