「日本が急に弱くなった」パリ五輪出場に王手の日本女子バレーを撃破したカナダの地元ファンが大熱狂!「メンタルの勝利だ」「オランダも倒せ!」【ネーションズリーグ】

やはり、ひと筋縄ではいかない大一番だった。

6月13日、福岡で開催中のパリ五輪予選を兼ねた女子バレーボール・ネーションズリーグ(VNL)1次ラウンドで、日本女子代表(世界ランキング6位)はカナダ(同10位)と対戦。五輪出場権を争うライバルとの直接対決で、勝てば本大会行きが確定できる一戦だったが、フルセットの末に2-3(25-23、25-22、20-25、21-25、14-16)で敗れた。2セットを先取しながら追いつかれての大逆転負け。依然として五輪出場に優位な位置につけているが、「-7.69ポイント」で世界ランキングを6位から7位に後退させている。

一方で、パリ行きの崖っぷちから生還を果たしたのがカナダだ。日本戦の快勝劇がカナダ・バレーボール連盟の公式Xおよびインスタグラムで紹介されると、熱狂したファンからの書き込みが殺到した。

「君たちは祖国の誇りだ!」
「まさにメンタリティーの勝利」
「最後まで諦めない姿に感動した」
「(エースの)グレイが本当にヤバい」
「語る継がれるべきナイスゲームだった」
「心臓が止まりそうなシーンの連続だったがよくぞ勝った!」
「日本はどういうわけか、急に弱くなったな」
「第3セット以降は日本の好きにさせなかった」
「パリで闘うに値するチームだよ。かならずチケットを掴め!」
「この勢いでオランダも倒してしまえ!」

などなど枚挙に暇がないほどで、さまざまな声が寄せられている。
日本がオフの14日に行なわれるのが、デッドヒートを繰り広げる9位・オランダと10位・カナダのデスマッチだ。両者の差はわずか「2.79ポイント」。カナダはここに勝利すればボーダーラインを突破して五輪出場圏内に再浮上できる。

日本時間6月13日終了時点の世界ランキング・トップ10は次の通りだ(★=パリ五輪出場決定国、カッコ内はVNL消化試合数)。

【女子バレーボール・世界ランキング】
1位:トルコ★ 392.17ポイント(10)
2位:ブラジル★ 389.13ポイント(10)
3位:ポーランド★ 366.17ポイント(9)
4位:イタリア★ 364.69ポイント(9)
5位:アメリカ★ 356.08ポイント(10)
6位:中国 329.55ポイント(9)
7位:日本 322.94ポイント(10)
8位:セルビア★ 314.63ポイント(9)
9位:オランダ 293.03ポイント(10)
10位:カナダ 290.24ポイント(10)

構成●THE DIGEST編集部

© 日本スポーツ企画出版社