【17歳女子高校生を川に落とし殺害】逮捕された内田梨瑚容疑者 犯行のきっかけは"SNSトラブル"か…子どもが凶悪犯罪に巻き込まれるケースが激増…被害にあわないために気をつけることは

SNSでのトラブル 凄惨な殺人事件に発展

殺人容疑で逮捕された内田梨瑚容疑者

北海道旭川市で女子高校生の村山月さん(17)が橋から川に落とされ、遺体で見つかった凄惨な事件。殺人容疑で逮捕されたのは、旭川市の内田梨瑚容疑者(21)と19歳の女でした。殺害のきっかけは、村山さんが内田容疑者が写る画像を無断でSNSで使用したことだったとみられています。内田容疑者らは殺害前日、SNSの通話機能などを使って村山さんを脅迫。留萌まで車で向かい「道の駅」に呼び出し、男女2人を加えた4人で村山さんを車に監禁しました。捜査関係者によりますと、旭川に移動する途中では立ち寄ったコンビニで逃げようとする村山さんに暴行していたことも新たにわかりました。そしてその後、内田容疑者らが村山さんを橋から落とし、殺害した疑いが持たれています。

SNSによる子どもの重要犯罪被害

SNSによる子どもの重要犯罪被害

SNSを巡るトラブルが殺人事件にまで発展…悲劇を防ぐことはできなかったのでしょうか。警察庁によりますと、2023年にSNSをきっかけに殺人や不同意性交などの重大犯罪の被害にあった18歳未満の子どもは225人。前年より4割増加し、過去最多となりました。SNSを介在した事件には以下のようなものがあります。■2017年 神奈川県SNSに自殺願望を書き込むなどした男女9人を30代男が殺害(被害者のうち4人が10代)■2021年 山梨県SNSで知り合った18歳の女子高校生を連れ去り、20代夫婦が殺害■2024年3月 北海道江別市SNSで知り合った17歳の女子高校生と20歳の女子大学生を、20代女が車を炎上させて殺害

SNSを巡るトラブルに巻き込まれないために

SNSを巡るトラブルに巻き込まれないために

SNSを巡る恐ろしいトラブルに巻き込まれないためには、どうしたらいいのでしょうか。ネットリテラシーに詳しい、国際大学GLOCOM客員研究員の小木曽健さんは以下のような注意点を指摘します。・初対面の人とは会わない・「問題ある人と会う可能性がある」という認識を持つ・保護者は子どもに実例を伝える事件に巻き込まれないようSNSに対する十分な注意が必要です。

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