IPCOM の WAF 機能にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月12日、IPCOMのWAF機能におけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

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IPCOM EX2シリーズ(V01L0x系)V01L07NF0201およびそれ以前
IPCOM VE2シリーズ V01L07NF0201およびそれ以前

エフサステクノロジーズ株式会社が提供するIPCOMのWAF機能にはサービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在し、攻撃者によって細工されたパケットを当該製品が受信した場合、システムを再起動させられたり、停止させられたりする可能性がある。

JVNでは、エフサステクノロジーズが提供する情報をもとにファームウェアを最新版にアップデートするよう呼びかけている。なお、エフサステクノロジーズでは、本脆弱性を修正した下記のバージョンをリリースしている。

IPCOM EX2シリーズ(V01L0x系)V01L07NF0301
IPCOM VE2シリーズ V01L07NF0301

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