佐賀県が豚熱感染拡大防止へ 経口ワクチン散布

佐賀県は、唐津市で野生イノシシの豚熱感染が確認されたことを受けて、13日から、ワクチンの散布を始めました。

ワクチンの散布は、感染した野生イノシシが見つかった唐津市の現場から、半径2キロ圏内を最重点地域とし、隣接する伊万里市や玄海町を含む半径10キロの範囲で行われています。

ワクチンはえさのようにした経口タイプで、イノシシが出没したり、足跡や泥すり、植物を噛んだ痕などがある場所を中心に14日までに1600個を撒きます。

佐賀県や農水省、3市町などの担当者が延べ30人態勢で散布し、散布から5日経過後に食べられているか、確認するということです。

県の担当者は、「ワクチン散布で感染拡大を食い止めたい」としています。

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