イラストや絵画80点 漫才師・関さん個展 茨城・日立

お笑い芸人の傍らイラストなどを制作する関あつしさん=日立市幸町

茨城県日立市の「ふるさと日立大使」で漫才師の関あつしさんの個展「関あつしのとにかくやってみた展」が16日まで、同市幸町の日立シビックセンターで開かれている。芸人の傍ら制作した個性豊かなイラストなど約80点を展示。漫才上映や自身が企画した特撮映画の紹介コーナーもあり、ファンや市民らが関さんの多彩な才能を楽しんでいる。

関さんは同市出身で、お笑いコンビ「母心」として活動。会場には初めて手がけた絵本「らっかせい鳥の生態」や、歌舞伎独特の化粧法・隈(くま)取りをした女性や足軽をモチーフにしたイラストのほか、同市立豊浦小の150周年記念作品や関さんのイメージする日立を描いた絵画、所属する漫才協会の芸人や自身の似顔絵も並び、柔らかいタッチが楽しめる。

このほか、本人企画の特撮映画で使用した怪獣の展示やメイキング映像の放映、同センターで披露した漫才動画も映し出され、作品とともに堪能できる。

家族3人で市内から訪れたファンの古谷和樹さん(31)は「作品を初めて見たけど、漫才以外にも才能があってすごいと思った。本当に努力家」と称賛。関さんは「漫才師として、もっと有名になり、日立を盛り上げたい。自分を知るきっかけになるので、足を運んでほしい」と話した。入場無料。

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