東北大「国際卓越研究大」認定へ 活力ある研究体制の確立戦略で水準満たす 有識者会議の審査クリア

世界をけん引する研究拠点として期待が高まる東北大の青葉山東キャンパス

 文部科学省は14日、世界最高レベルの研究力を目指す「国際卓越研究大学」認定候補の東北大が「認定の水準を満たす」とする有識者会議の審査結果を公表した。改正国立大学法人法が施行される10月以降、文科相が正式に認定する。認定校となれば国が設立した10兆円規模の大学ファンドから支援を受けられる。
 東北大は昨年8月、第1号の認定候補に選ばれた。「全方位の国際化」や「活力ある新たな研究体制の確立」といった達成目標と、戦略を示した体制強化計画が、有識者会議の審査をクリアした。
 計画の期間は2025年度から25年間。ファンドの支援を受けて実行する。

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