台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』より門脇麦のクランクアップ映像&インタビューが到着!

侯孝賢(ホウ・シャオシェン)プロデュース、台湾ニューシネマの系譜を受け継ぐ俊英・シャオ・ヤーチュエン監督による台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』が本日より新宿武蔵野館ほかにて公開。
10代からの夢だったという台湾映画の出演を果たした門脇麦のインタビュー、コメント映像を解禁。

門脇が演じたのは、主人公の心優しき父親タイライの初恋の相手ヤンジュンメイという本作に艶を与えてくれる役所なのだが、演じるにあたって気遣ったことを尋ねられると「私が演じたヤンさんは寂しい人です。彼女の孤独や悲しみを感じさせる瞳、そこをとにかく心掛けました。あと衣装とヘアメイクに助けられた部分が大きかったですね。当時の台湾の空気感は日本人の私には分かりようがありませんが、彼女の扮装をした時にどういう佇まいでどのような表情をすればいいのか、役に入り込めた気がします。」と台北金馬映画祭で衣装デザイン賞を受賞した、衣装の存在の大きさを教えてくれた。

憧れだった撮影現場の雰囲気に関しては、「現場はとても熱量が高くて、皆さんとても温かかったし、愛に溢れていました。そこで感じた空気はとても熱かったです。1シーンにかける時間が贅沢で、2シーンくらいを1日かけて撮影するんです。リハーサルの回数も日本より多かったです。でも日本と一番違うのはご飯で、いつも温かい食事が用意されていて、夜ご飯の休憩時間は2時間近くありました。私の撮影日数は短かったですが、私が求める物作りの全てが詰まった現場で、幸せすぎてグッと来ることが何度もありました。」と感激しきりだった。

同時にクランクアップコメントも解禁され、レストランのシーンでクランクアップを迎えたようでカメラに向かい英語で「帰りたくないです I don’t wanna go back.」と日本語と英語で寂しい思いを述べ、さらに「I want to stay here.(ここに残りたいです)4日間すごい短かったけど、昔からずっと台湾映画が大好きで憧れてきた世界観なので、自分がそこにいることがすごく不思議だったし、本当に幸せでした。また皆さんと仕事をできるように日本で台湾語をしっかり勉強して出直してこようと思います(笑)ご飯も美味しかったし楽しかった。本当に帰りたくないです」と憧れの台湾映画の撮影現場の満足感と次回の目標も含めたリベンジを笑顔で誓った。

『オールド・フォックス 11歳の選択』
新宿武蔵野館他全国にて絶賛公開中!

<STORY>
台北郊外に父と二人で暮らすリャオジエ。コツコツと倹約しながら、いつか、自分たちの家と店を手に入れることを夢見ている。ある日、リャオジエは“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主・シャと出会う。優しくて誠実な父とは真逆で、生き抜くためには他人なんか関係ないと言い放つシャ。バブルでどんどん不動産の価格が高騰し、父子の夢が遠のいていくのを目の当たりにして、リャオジエの心は揺らぎ始める。図らずも、人生の選択を迫られたリャオジエが選び取った道とは…!?

出演:バイ・ルンイン リウ・グァンティン アキオ・チェン ユージェニー・リウ 門脇麦
監督:シャオ・ヤーチュエン 
プロデューサー:ホウ・シャオシェン、リン・イーシン、小坂史子
配給:東映ビデオ
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