「歩道を走って危ない」軽自動車が街路樹やバス停を次々となぎ倒す 酒気帯び運転の現行犯で運転手の男を逮捕【熊本発】

6月10日夜に熊本・八代市で酒気帯び運転をしたとして、男が現行犯逮捕された。男が運転する車が街路樹やバス停に次々と衝突する様子を、近くの防犯カメラがとらえていた。

防犯カメラがとらえた衝突の様子

6月10日午後10時40分ごろ、八代市で撮影された防犯カメラには、駐車場からバックで出てきた1台の軽自動車が、隣の駐車場に止めてあった車にそのままぶつかる様子がとらえられていた。

その後、対向車線から歩道に乗り上げ、スピードを落とすことなく、街路樹やバス停に次々と衝突。車はその先の交差点でいったん止まるものの、Uターンして歩道を進行し、駐車場に入ったところで目撃者からの通報を受け、パトカーが駆け付けた。

運転手の呼気から基準値を超えるアルコールが検出され、警察は、この車を運転していた近くに住むパート従業員・山下義文容疑者(66)を酒気帯び運転の現行犯で逮捕した。

近くに住む人は「車同士がぶつかったのかというぐらい大きな音がした。引きずるようなガラガラガラという音もした。見に行ったら(交差点の)中央に車が止まっていて、歩道を走っていたので、危ないなと。怖かった」と話した。

調べに対し、山下容疑者は容疑を認めていて、「自宅で酒を飲み、近くのコンビニでタバコを買うために運転した」と供述しているということだ。けが人はいなかった。警察が詳しい状況を調べている。

(テレビ熊本)

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