甘酸っぱい初夏の味 茂木でサクランボ収穫期 「例年通りの味」と太鼓判

たわわに実ったサクランボと出来を確認する生井さん

 【茂木】生井にある「生井さくらんぼ園」でサクランボが収穫期を迎えた。8日からはサクランボ狩りも始まっていて、県内外から訪れた来園者がたわわに実った赤く、甘酸っぱい初夏の味を楽しんでいる。

 同地区では1997年から地域住民が「さくらんぼの里生井」をつくり、サクランボ生産に取り組んできた。しかし近年は生産者が減り、生井澄夫(なまいすみお)さん(74)が経営する同園のみになっている。

 現在はビニールハウス8棟計約30アールに「佐藤錦」や「紅秀峰」、熟すと紫色になる「紅さやか」など32品種約150本を栽培。実はハクビシン被害や収穫期が終わった夏場の酷暑を乗り越え作り上げた逸品だ。

 直井さんは「実はやや少ないため収穫期は短くなりそうだが、味は例年通りいい」と太鼓判を押している。サクランボ狩りは30分で小学生以上2500円、3歳からの未就学児1700円。直販や通信販売もある。(問)同園0285.63.3543。

たわわに実ったサクランボと出来を確認する生井さん

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