患者を搬送中の救急車が物損事故 病院到着が19分遅れた患者が死亡 医師は遅れとの因果関係なしと判断

三重県伊賀市で6月12日、患者を搬送中の救急車が物損事故を起こし、病院への到着が19分遅れたことがわかりました。

伊賀市消防本部によりますと、伊賀市川西の県道で12日午後2時半ごろ、軽トラックで事故を起こし心肺停止状態だった70代の男性を救急車が搬送しようとしたところ、フロント部分をガードレールにぶつける事故を起こしました。

事故でバンパーが外れたため、男性は別の救急車で搬送されましたが、病院への到着が19分遅れたということです。

男性は事故の約1時間後に死亡が確認されましたが、医師は搬送が遅れたことと死亡の因果関係はないと判断したということです。

伊賀市消防本部は、事故の検証会を開くなどし再発防止に努めるとしています。

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