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木原防衛相は、陸上自衛隊の岐阜市の射撃場で起きた隊員による銃撃事件から1年となる14日、「射撃訓練における安全管理の徹底に全力で取り組む」と語った。
2023年6月14日、岐阜市にある陸自・日野基本射撃場での訓練中に、当時18歳の隊員だった渡辺直杜被告が自動小銃を発砲し、3人が死傷した。
木原防衛相は14日の記者会見で、「改めて亡くなられた2名の隊員のご冥福を心よりお祈り申しあげ、ご家族にお悔やみを申し上げるとともに、負傷された隊員、そしてご家族にお見舞いを申し上げる」と述べた。
その上で「武器を扱う組織として決してあってはならないものだ。再発防止策に基づき、射撃訓練における安全管理の徹底に全力で取り組むことが最も重要だ」と強調した。
事件を受け、陸自は、新隊員などの射撃訓練の際、手元に小銃と弾薬が同時にある時間を限定するなどの再発防止策を発表。
一方、自衛隊では、4月に伊豆諸島沖で海自のヘリコプター2機が衝突して墜落したほか、5月に山梨県の演習場で爆発した手りゅう弾の破片があたって陸自の隊員が死亡するなど訓練中の事故が相次いでいる。
木原防衛相は「これらの事故、事案は決してあってはならず大変遺憾だ」と述べた上で、「原因究明に取り組むとともに、訓練における安全管理の徹底を図り、再発防止を図っていく」と強調した。