なりすまし詐欺防止の広報活動 年金支給日に福島県警が各地で展開 被害の約7割が65歳以上の高齢者

年金支給日の6月14日、なりすまし詐欺の被害発生などを防ごうと、警察が各地で広報活動を展開した。

福島県福島市飯坂町の東邦銀行平野支店では、福島北警察署の職員などがチラシを配布しなりすまし詐欺などに注意を呼びかけた。
福島県警察本部によると、なりすまし詐欺の2024年の被害は、4月末時点で31件6561万円で、65歳以上の高齢者が約7割を占めているということだ。

福島北警察署生活安全課の佐々木康介課長は「トクリュウ(匿名・流動型の犯罪)グループの財源になっている話も聞いているので、なりすまし詐欺被害にあわないように広報しています」と話した。

一方、年金の支給額は物価や賃金の上昇を踏まえ、6月分から前の年度と比べて2.7%増えたが、物価の上昇には追いついていないため実質は目減りとなっている。

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