現代アートの挑戦 地元作家3人展 あすから 藤沢市

TETTA《藤沢三十三観音(常夏観音)》2023年(作家提供)

湘南ゆかりの3人の芸術家による展覧会が、藤沢市アートスペースで6月15日(土)から開催される。「オールトゥモローズパーティーズ-絵画、彫刻、その先、-」と題し、既存の表現方法の枠組みを越え、さまざまな分野を融合した作品群を紹介する。8月25日(日)まで。観覧無料。

出展者のひとりの三津繁郎さん(鎌倉市在住)はキャンバスや人工芝など多様な素材で抽象絵画を制作。自身の意識を越えていくものとして絵を追求しているという。

藤沢市出身の野畑常義さんは、建築資材や古紙などを自在に組み合わせたメディウムを用いて立体作品を制作している。仏像や仏教哲学をテーマに絵画、インスタレーションなどを手掛けるのは市内在住のTETTA(杉本聡子)さん。菩薩のメイクやファッションを施した「三十三間堂プロジェクト」は代表作。地域の人々と交流しながら撮影したポートレートなどを発表する。

会期中は7月20日(土)にアーティストによる講座が行われるほか、ワークショップ(23日(火)・28日(日))もある。ともに事前申し込み制。「制作現場も公開するので、作家たちとの交流も図ってもらえたら」と同スペース。

開館時間午前10時から午後7時。月曜日休館(7月15日と8月12日は開館し、それぞれ翌日の火曜日が休館)。問い合わせは市アートスペース【電話】0466・30・1816。

野畑常義《After Drama》2019年(作家提供)
三津繁郎《untitled》2023年(作家提供)

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