中日観光協力プロモーション、名古屋で開催

中日観光協力プロモーション、名古屋で開催

11日、中日観光協力プロモーションであいさつする中国の楊嫻(よう・かん)駐名古屋総領事。(名古屋=新華社記者/郭丹)

 【新華社名古屋6月14日】愛知県名古屋市で11日、中国と日本の観光交流を推し進める「中日観光協力プロモーション」が開かれた。両国の観光関連機関が観光産業を巡って交流を行い、文化・観光協力のさらなる強化に期待を示した。

 プロモーションでは、中国の江蘇省、甘粛省敦煌市、日本の愛知県、石川県、岐阜県岐阜市の代表者がそれぞれ地域の観光資源や文化を紹介した。中国駐東京観光代表処や日本国土交通省中部運輸局、中国のオンライン旅行会社(OTA)大手の携程集団(トリップドットコムグループ)、日本の中部国際空港など観光関連機関の代表者が、中日の観光産業や人気観光ルート、文化・観光産業の新業態などについて説明。両国の観光関連企業・機関の代表、中日友好交流団体関係者など180人余りが出席した。

中日観光協力プロモーション、名古屋で開催

11日、中日観光協力プロモーションであいさつする中国駐東京観光代表処の欧陽安(おうよう・あん)首席代表。(名古屋=新華社記者/郭丹)

 中国の楊嫻(よう・かん)駐名古屋総領事はあいさつで、中日間の文化・観光交流は文明を互いに参考にし合うための重要な形式であり、新たな時代の要請に合致した中日関係構築を推進する重要な懸け橋であると指摘。プロモーションの大きな盛り上がりは、日本の中部地方と中国の省や市が互いの交流・協力強化を望んでいることの表れでもあり、プロモーションを通じて、両国国民の相互理解を増進し、より深い人文(人と文化)交流と幅広い分野での互恵協力を促進したいと述べた。

 日本側来賓として出席した愛知県の大村秀章県知事や国土交通省中部運輸局観光部の太田吉信部長らはいずれも、中部地方は長期にわたり中国との関係を非常に重視しており、頻繁な往来や活発な人文交流活動、密接な経済貿易の協力を行ってきたと指摘。中部地方が地域の優位性を発揮し、中国各地との友好交流をさらに強化することで文化・観光産業協力を深め、人的往来を拡大したいとの考えを示した。(記者/郭丹)

中日観光協力プロモーション、名古屋で開催

11日、中日観光協力プロモーションであいさつする愛知県の大村秀章県知事。(名古屋=新華社記者/郭丹)

中日観光協力プロモーション、名古屋で開催

11日、石川県の能登半島地震復興にエールを送る中国の楊嫻(よう・かん)駐名古屋総領事(左から2人目)。(名古屋=新華社記者/郭丹)

中日観光協力プロモーション、名古屋で開催

11日、中日観光協力プロモーションで披露された中国茶芸と伝統楽器、古琴(こきん)のパフォーマンス。(名古屋=新華社記者/郭丹)

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