被災住宅の工事費補助…富山県が能登半島地震の液状化対策で「復旧支援事業」新設の方針 議会に追加提案へ

富山県は14日、6月補正予算案の追加提案分を発表し、能登半島地震の液状化対策として市町村と連携して取り組む「復旧支援事業」を新たに設けることになりました。

*新田知事
「被災者への支援を充実させ、再建を後押しするものです」

追加された6月補正予算案は、一般会計で11億9500万円で、宅地の液状化復旧支援や黒部峡谷鉄道、宇奈月温泉において震災からの復興につながる新たな魅力を創出するとしています。

このうち宅地の液状化復旧支援事業では、地震の液状化で準半壊以上の被害を受けた住宅に対し復旧や地盤改良の工事費1200万円を上限として、そのうち3分の2、およそ760万円を補助します。

また、地震の影響で年内の開通が出来なくなった「黒部宇奈月キャニオンルート」について、疑似体験出来る映像コンテンツを宇奈月温泉周辺で提供し、インバウンド誘客の推進につなげたいとしています。

追加の6月補正予算案は、開会中の県議会6月定例会に提出されます。

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