ジーニーの営業管理ツール「GENIEE SFA/CRM」がAI議事録ツールと連携し新機能を搭載

ジーニーが提供する営業管理ツール「GENIEE SFA/CRM」は、子会社であるJAPAN AIが提供するAI議事録作成システム「JAPAN AI SPEECH」と連携した。これにより、Google Meetを使ったオンライン会議の議事録を自動作成し、営業担当者の作業負担を軽減することを図る。

背景

ジーニーはこれまでも営業管理ツール「GENIEE SFA/CRM」にGPT-4の実装を行うなど、AIを活用した営業担当者の業務負荷削減に取り組んできた。

今回の連携では、これまで連携済みだったZoomに加え、Google Meetを利用する顧客においても、商談や会議のやり取りに関する議事録作成の業務負担を削減すると同時に、商談などの売上に直結しやすい活動に時間を割ける仕組みを提供する。

連携で営業活動をより生産的に

1.高精度な日本語の文字起こし

Google公式サイトによると「Google Meetは文字起こし機能を搭載していますが、英語以外の文字起こしは正確ではない(※1)」との情報があり、日本語の文字起こし精度の向上はビジネスシーンでの利用において重要な課題だった。

ジーニーの子会社であるJAPAN AIが提供する「JAPAN AI SPEECH」は、独自開発により業界用語・専門用語も含む文字起こしを実現したAI文字起こしシステム(※2)Google Meetと連携させることで、日本語の会話であっても高精度な議事録作成の自動化が可能になる。

※1:Google Meetヘルプ「Google Meet で文字起こしを使用する」

※2:【精度90%超え】自動議事録システム「JAPAN AI SPEECH」が、単語学習により精度を向上

2.話者分離対応でより詳細に顧客ニーズをとらえることが可能

これまで複数名が参加する商談では、話者をアカウントで識別しており、会議室での発言がすべて同一人物の発言として認識される場合があるため、正確な話者の特定が困難だった。

JAPAN AI SPEECHは、音声波形で話者を識別するため、会議室での発言も話者分離された状態での文字起こしが可能になり、営業活動やマーケティング活動における顧客ニーズの分析を行う。

3.精度の高い議事録の情報を活用し、「GENIEE SFA/CRM」がさまざまな作業を代行

高精度な商談議事録を顧客情報や営業活動と連携させて管理することで、注力顧客に対しての提案強化、競合への対策、顧客のニーズにマッチしたマーケティング活動を展開することができる。

商談や活動の履歴が「GENIEE SFA/CRM」に保存されると、搭載されたAIが商談内容を要約する。商談内容を上司や関連部署へ報告し、競合の情報を抽出してまとめ、商談の内容を踏まえた返信メールの自動作成や、受注確度の分析、マーケティングオートメーションと連携したセグメントの自動作成・自動追客・フォローアップなど、パーソナライズされた営業活動やマーケティング戦略を図る。

「GENIEE SFA/CRM」について

顧客管理・商談管理・データ分析機能などが一体となったクラウド型の国産SFA/CRM。純国産ツールのため日本のビジネスシーンに合わせたシンプルな機能で、ツール導入・運用の専門家がいなくても項目設定・レポート作成などを行うことができる。

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