政府が決断「佐渡島の金山」世界遺産登録に向けて「佐渡市北沢地区」を範囲から除外へ【新潟】

佐渡・北沢浮遊選鉱場跡

7月の世界遺産登録を目指す「佐渡島の金山」について、政府はイコモスから指摘があった「佐渡市北沢地区」を構成資産の範囲から除外すると明らかにしました。

13日の会見で林官房長官は「イコモスから指摘を受けた北沢地区について、資産範囲から除外をし緩衝地帯とする方針で対応することとしたというふうに承知している」と話しました。

「佐渡島の金山」の世界遺産登録をめぐり、ユネスコの諮問機関「イコモス」は、追加の情報を求める「情報照会」を勧告。構成資産から北沢地区を除外することや価値や景観の保全地帯を拡大することなど、3つの追加情報を求めました。

林官房長官は「登録実現に向けて何が最も効果的かという観点から総合的に検討を行い、政府一丸となって対応したい」と話しました。
世界遺産委員会は、7月インドのニューデリーで開催されます。

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