熊谷紗希が自身3回目の五輪でもキャプテンへ 池田監督が明言「お願いしようと思う」

熊谷紗希にキャプテンを任せる予定だと明かした【写真:徳原隆元】

熊谷はロンドン五輪、東京五輪にも出場

日本サッカー協会(JFA)は6月14日、なでしこジャパン(日本女子代表)のパリ五輪メンバー18人を発表した。池田太監督は記者会見で、DF熊谷紗希にキャプテンを任せる予定だと明かした。

日本は今夏のパリ五輪でスペイン、ブラジル、ナイジェリアと同じグループCに入り、7月25日にスペインとの初戦を戦い、28日にブラジル、31日にナイジェリアと対戦する。

6月14日に池田監督が名前を読み上げる形でメンバー発表が行われ、これまでチームの精神的支柱を務めてきた熊谷は、2012年のロンドン五輪、2021年の東京五輪に続き、自身3回目の大舞台となった。

キャプテンを誰にするかと問われた池田監督は、「キャプテンの話では、今の発表があって本人と話しているわけではなく意志も確認していないが、このチームをずっと引っ張って戦ってきてくれている熊谷選手にお願いしようと思う」と語った。

またメンバー選考については、「この18名プラス(バックアップメンバーの)4名、私は22名というくくりで五輪を戦っていこうと考えている。その22名を選ぶうえでは1人1人の持っている力を出し切れる選手というのが第一にある。五輪という中2日で戦うなかでタフさも求められる。個人としてのタフさ、グループとして戦い抜けるタフさ、これまでの積み上げを重視したのも事実。個人の力を出し切り、仲間の力も引き出せる、プレー面だけでないところでも献身的に動けることも考えるポイントになった。グループの戦い、戦術的な部分、ポジション争いも含めて22名、18名を選ぶのは監督の仕事とはいえ厳しいものがあった」と胸中を明かした。(FOOTBALL ZONE編集部)

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