沖縄県議選 雷雨の中、支持訴え 「三日攻防」に突入

雨が上がり、街頭に立ち手を振り支持を訴える候補者=13日、本島内

 16日投開票の第14回県議会議員選挙は13日、選挙戦最終盤の「三日攻防」に突入した。無投票となった石垣市区を除く12選挙区で、46議席を巡り、立候補者73人が激しい選挙戦を展開している。この日、朝方は雷雨という厳しい天候だったものの、各候補者は街頭に立ち支持を訴えた。

 玉城デニー知事を支える県政与党系が多数を維持するか、自民など野党系と中立系が議席数を伸ばして過半を獲得できるかが最大の焦点となる。

 選挙戦も残りわずかとなり、各陣営の熱気もさらに高まっている。

 13日午前、本島中部のホームセンター前では、かっぱや傘を差した候補者や支援者らが、雨が打ち付ける中で道を行き交う車に支援を訴えた。マイクを握った与党系候補者は「玉城知事とともに基地のない平和で誇りある沖縄を実現する」などと訴えた。

 昼過ぎには雨が上がり、各候補は蒸し暑い中、街頭に繰り出し政策を訴えた。本島中部では、ある野党系候補を支持する女性らがエプロン姿で街頭に集った。野党系候補者は「私は暮らしのために政治をする。皆さまの一票があれば実現できる」と訴えた。

 (’24県議選取材班)

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