なでしこジャパン、パリ五輪メンバーが意気込み GK山下「メダルを全力でつかみにいく」

山下杏也加選手(写真提供:WEリーグ)

女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサは、14日、なでしこジャパン(日本女子代表)のパリ五輪代表メンバー入りを果たした選手たちのコメントを発表しました。

INAC神戸からは、FW田中美南選手とDF北川ひかる選手、2023-24シーズン限りでの退団が発表されているGK山下杏也加選手が、五輪メンバー18人に名を連ねました。また、DF守屋都弥選手は、バックアップメンバーに入りました。

2021年の東京五輪に続いて2大会連続での五輪となる山下選手。「世界大会に出場できる権利をいただき感謝しております。個人的な五輪の印象は12か国中の1位を決める大会なので、あまり試合が動かない印象があります。1失点や1得点にどれだけ向き合えるかが重要なので、勝つために最善の判断・準備をしていきたいです。今のなでしこジャパンに必要だと思うのはメダルだけなので、全力でつかみにいきたいと思います。男女とも応援よろしくお願いいたします」と意気込みを述べています。なでしこ最後のとりでとしてゴールマウスを守る守護神、今大会も注目の選手の1人です。

【写真】うれしいメンバー入り! 五輪前には故郷・石川での試合も 北川ひかる選手

山下選手と同じく、こちらも2大会連続の五輪に臨む田中選手は、「パリオリンピックメンバーに選出していただきました。東京オリンピックから3年が経ち、自分自身どう成長できたのか、このチームとともに挑戦できることをうれしく思います。けがでこの場に立てなかった選手の思いも背負って戦ってきます。応援よろしくお願いします」と語っています。なでしこを代表するストライカーのパリでの爆発は楽しみなところです。

初の五輪となる北川選手は、「パリオリンピックのメンバーに選ばれました。ずっと目標にしてきた大会でプレーできることをうれしく思います。自分らしく楽しんで、チームに貢献できるよう全力で頑張ります。応援よろしくお願いします!」とコメント。五輪直前には故郷・石川での壮行試合もあり、左サイドのスペシャリストの活躍にも期待がかかります。

そして、守屋選手は、「バックアップメンバーとしてですが、自分のやれることを責任を持って精一杯やり遂げてきます。応援よろしくお願いします」と気丈に語っています。状況によっては本大会に出場する可能性も残されている、INAC神戸が誇る右サイドのスピードスターも、大事ななでしこの戦力の1人です。

なでしこジャパンは、7月13日に石川の金沢ゴーゴーカレースタジアムでガーナとの五輪前国内最後の試合に臨み、現地時間24日から始まる本大会へ。グループステージではグループCに入り、25日(日本時間26日午前0時)にスペイン、28日(同29日午前0時)にブラジル、31日(同8月1日午前0時)にナイジェリアと、それぞれ対戦予定です。AからCまでの2位までと3位の上位2チームの計8チームが決勝トーナメント(ノックアウトステージ)に進み、決勝はパリのパルク・デ・プランスで8月10日(日本時間11日午前0時)から行われます。

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