ヘンリー王子とメーガン妃一家が英国で「極右過激派とテロリストの脅威に直面」と王室専門家

ヘンリー王子(ロイター)

ヘンリー王子とメーガン妃の家族が英国で「極右過激派とテロリスト」の脅威に直面しており、王子が安全保障上の訴訟で苦闘を続ける中、英国民の同情を集める可能性があると王室専門家が示唆した。英紙ミラーが13日に報じた、

ヘンリー王子は最近、英国滞在中に自身と家族に与えられるべき保護のレベルに関する高等法院の判決に異議を申し立てる権利を獲得した。弁護団は、ヘンリー王子が控訴を許可されたことを確認し、控訴院は彼の事件の審理を予定している。

2020年3月に王室を離脱するまでヘンリー王子は他の王室上級メンバーと同様に公的資金による完全な警備を受けていた。しかし、離脱後は王室および公人保護委員会(Ravec)が4月に、ヘンリー王子は以前と同じレベルの警備を受けられなくなるとの結論を下した。

王室専門家のリチャード・フィッツウィリアムズ氏は、ヘンリー王子とその家族が英国滞在中に直面する深刻な脅威について警鐘を鳴らした。同氏は、ヘンリー王子が現在進行中の保護を求める法廷闘争で有利な結果を見込める可能性があるだけでなく、税金を使用されることについて批判的だった英国民の共感も得られる可能性があると考えている。

「彼が個人的に警察の警備費を支払おうとしたことは、二重のシステムを作るという明らかな欠点があり、予想通り裁判で敗訴した。しかし極右過激派が彼と彼の家族を脅かしている。フルタイムで働いていない王室メンバーに、納税者から全額支給される警備を認めることは難しいだろうが、彼の場合は裁判で苦境に立たされていることで同情が寄せられるだろう」と同氏は指摘した。

さらには「彼と彼の家族は『その他のVIPカテゴリー』に含まれると判断される可能性は十分にあるが、控訴にかかる訴訟費用は相当なものになるだろう。しかし極右過激派やテロリストによる脅威は確かに存在するのです」とも述べている。

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