能登半島地震後に耐震診断や工事申請が急増 福井県が補正予算案に6600万円計上し木造住宅耐震化促進へ

県は14日、6月補正予算案を発表しました。能登半島地震を踏まえた対応など合わせて5億円余りを計上します。

県の6月補正予算案は、一般会計で5億1349万9000円で、過去30年間で3番目に小さい予算規模です。

このうち、北陸新幹線の開業効果を最大化するための対策に1億2900万円を計上します。具体的にはサイクリストに優しい宿やペットと泊まれる宿など、魅力的な宿泊施設の整備支援に1億1000万円を盛り込みました。

福井県・杉本達治知事:
「稼働率が上がった、単価が上げられたことで収益が改善したなど良い効果が出ているので、特徴的な稼げるような宿の助成をしていく」

また、能登半島地震を踏まえた対応に3億4700万円を計上しました。杉本知事は「要望が当初の予定の2.5倍から3倍と多くの希望があった」と説明。能登半島地震後、耐震診断や耐震改修工事を申請する件数が当初予算を大きく上回ったとして、木造住宅の耐震化促進事業に約6600万円を計上し、県内の耐震化を高めていきたいとしています。

補正予算案は18日に開会する6月定例県議会で審議されます。

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