大谷翔平封じ成功 魔球ナックルカーブで2夜連続3球三振奪取の39歳ロバートソン「すさまじいパワー。真ん中に投げないように」

 デビッド・ロバートソン

 「ドジャース1ー3レンジャーズ」(13日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場して4打席無安打。今季2度目の3試合連続本塁打が懸かった試合だったが、2点を追う八回1死一、三塁の好機に空振り三振を喫するなど、5試合ぶりのノーヒットで地元ファンを落胆させた。チームは2連敗を喫した。

 カットボールとナックルカーブのコンビネーションで大谷らMVPトリオを手玉に取った。前日と同じ2点リードの八回からマウンドに上がった39歳の救援右腕、ロバートソンが2夜連続でベッツ、大谷、フリーマンを連続三振斬り。3人が続けて三振を記録したのは今季初だった。

 無死一、三塁のピンチから快投を披露したベテランは淡々とした口調で「試合展開のことだけを考えて投げていた。ゼロに抑えてリードを守る。それだけだよ」。大谷との対戦では前日同様、カットボール2球で追い込み、低めのナックルカーブを振らせる配球。「そうだったかもしれないけど、自分は1球ずつ考えながら投げていた。彼はすさまじいパワーを持ってるから真ん中に投げないようにするだけ。彼は球場のどこにでも打ち返すことができるからね。対戦が少なくて良かった。ラッキーだった」と言って笑顔を見せた。

 一方の大谷はロバートソンとの対戦について「データ通りのピッチングというか、特別変わったことはしてないと思いますけど、こちら側の僕の打席のアプローチがかみ合ってないのかなとは思います」。さらには「スタッフ(球種)よりも投げ方、間合いの方が独特だと思うので、ちょっとずれる感覚があるのかなとは思います」と振り返った。

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