女子日本代表 パリオリンピック出場が決定

女子日本代表【写真:Volleyball World】

公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)は、女子日本代表がパリオリンピック出場権を獲得したことを6月14日(金)に発表した。

現在開催中のバレーボールネーションズリーグ(VNL)2024は世界トップの男女各16チームがそれぞれ4週間にわたって世界各地で予選ラウンドと決勝ラウンドを行い、優勝を決定する。今回は残り5枠となったパリオリンピックの出場権が懸かった大会でもあり、予選ラウンド(女子は福岡大会)終了時点でのFIVBランキングによって出場国が決定。5枠のうち1枠はアフリカのランキング最上位国に与えられるため、日本は(1)アジア最上位国となる、または(2)出場権未獲得国の中でランキング上位3ヵ国に入る、このいずれかを達成することが出場権獲得の条件となっていた。

国際バレーボール連盟(FIVB)およびバレーボールワールド(VW)が、6月13日(木)のVNL全試合終了後、FIVBランキングのポイントに関する計算を行った。その結果、日本が予選ラウンド残りのセルビア戦とアメリカ戦に連敗しても、ランキングにより出場権を獲得することが判明し、JVAに通知された。

古賀紗理那主将【写真:Volleyball World】

パリオリンピック出場権獲得に関して眞鍋政義監督と古賀紗理那主将がコメントを発表。眞鍋監督は「2年半前に日本代表監督に再就任し、パリ2024オリンピックの出場権を獲得することがいちばんの目標だったので、まずは目標をクリアして安堵している。VNLでは1戦目からトルコに勝利するなど、ポイントを稼ぐことができたので、選手やスタッフには感謝している。まだパリオリンピックの目標は決めていない。選手やスタッフと話し合いながら最終的な目標を決め、その目標に向かって挑戦したい」と語った。

古賀主将は「昨日はカナダに負けてしまったが、パリ2024オリンピックの出場権獲得がVNLでの目標だったので、素直にうれしい。眞鍋監督から話があったが、残りの2試合の結果しだいで世界ランキングが変わるので、気を引き締めて戦っていきたい。パリオリンピックは厳しい戦いになると思うが、チーム全員で戦うことができるようにいい準備をしていきたい」とコメントした。

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