「腐ったリンゴは捨てなければ組織が腐ります」阪急阪神HD株主総会で指摘相次ぐ 宝塚歌劇団の劇団員女性死亡した問題受け

宝塚歌劇団を運営する阪急阪神ホールディングスの株主総会が開かれ、株主からは劇団員が死亡した問題について、厳しい指摘が相次いだ。

阪急阪神ホールディングスの株主総会には、約1700人の株主が参加した。

運営する宝塚歌劇団では2023年、宙組の劇団員の女性(当時25)が死亡し、劇団側は、当初否定していた上級生らによるパワハラを、2024年3月になって大筋で認めた。

株主は「決算の説明書で何ページにもわたって宝塚(歌劇団)の件に言及されてるんですけど、もっと具体的にどうするか教えてもらいたいですね」「みんながこれから幸せになれるような劇団づくりをやってほしい」などと話した。

株主からは、「腐ったリンゴは捨てなければ組織が腐ります」など、経営陣の交代を求める責任論も相次いだ。

角和夫会長は、現時点で役員の交代はせず、自身も役職定年の2025年まで続投する考えを示した。

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