去年6月、岐阜市にある陸上自衛隊の射撃場で、自衛隊3人が死傷した発砲事件から14日で1年です。名古屋市の守山駐屯地では死亡した隊員を追悼する式典が行われました。
この事件は、去年6月岐阜市にある陸上自衛隊の日野基本射撃場で、訓練中に隊員3人が自動小銃で撃たれ、2人が死亡、1人が大けがをしたものです。
岐阜地検は今年2月、元自衛官候補生の渡辺直杜被告(19)を銃撃のため弾薬を奪おうと考え2人を殺害した強盗殺人などの罪で起訴していますが、裁判の日程はまだ決まっていません。
事件現場となった日野基本射撃場では、14日午前から献花に訪れる人の姿も見られました。
また、死傷した3人が所属する守山駐屯地では、追悼式が行われました。第10師団の酒井秀典師団長は、「この事案を深く受け止め、自衛官としてあるべき姿について更なる徹底を図る。」などとコメントしています。
渡辺被告の父親は、支援者団体を通じ、「息子との面会も叶わず、進展がないままです。亡くなられた方のご冥福をお祈りすることしかできません」などとコメントしました。