全産業で2期ぶりにプラスに…北陸3県の企業が景況感を示す「能登半島地震の自粛マインド払拭も」

北陸財務局が発表した、北陸3県の法人企業景気予測調査によりますと今年4月から6月の企業の景況感を示す指数は全産業で2期ぶりにプラスに転じました。
この調査は北陸財務局が北陸3県にある資本金1000万円以上の企業を対象に3カ月ごとに行っているもので、今回は353社から回答がありました。
会社の景況感について前の3カ月に比べて上昇と回答した企業から下降と回答した企業の割合を引いた指数は、今年4月~6月の全産業でプラス0.8となりました。
これは前回マイナス10.4だった数字から11.2ポイント上昇し、2期ぶりのプラスです。
大企業はマイナス3.3と前回より2.2ポイント悪化したものの資本金1億円から10億円未満の中堅企業がプラス11.8と大幅に上昇しました。
北陸財務局は、製造業で円安による海外からの受注が増えた事や非製造業の娯楽業で能登半島地震による自粛マインドが払拭されたことなどが主な要因と分析しています。

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