在住外国人、初めて3千人超える 福島県郡山市 ベトナム国籍が最多

 福島県郡山市の住民基本台帳に基づく在住外国人の人数は2024(令和6)年3月末現在、過去最多の3241人となり、初めて3千人を超えた。市中央公民館で開かれた市国際交流協会の総会で示された。

 コロナ禍で一時減少したが、2023年から再び増加に転じた。3241人を国籍別にみると、59カ国に広がる。ベトナムが806人で最も多く、中国が711人、フィリピンが344人、韓国が332人、インドネシアが208人、ネパールが174人などとなっている。上位6カ国で79%を占めている。

 国籍別人口をみると、中国と韓国は2020年以降、減少傾向にある。一方、ベトナム、フィリピン、インドネシアは2022年以降、増加傾向がみられる。特にベトナムは2024年に中国を上回った。

 在留資格別では永住者が840人、技能実習生が728人、留学生が270人、入管特例法による特別永住者が262人、特定技能制度による外国人労働者が237人などとなっている。

【郡山版)

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