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厳しい暑さの中、福岡県筑後市の古島小学校では、プール開きの日に行われる恒例行事、「はんぎり」体験が行われ、全校児童約90人が参加しました。
かつては酒だるを半分に切ったものが使われていたため、その名がついたという「はんぎり」。
古くから近くの水路で、ヒシの実を収穫する際に使われていて、古島小学校では、地元の風習を伝えようと、毎年、この「はんぎり体験」を続けています。
しかし、古島小学校は来年春に閉校し、116年の歴史に幕を降ろすため、今回が小学校で行う最後の「はんぎり」体験です。
保護者や地域の人たちが見守る中、子供たちは協力して「はんぎり」を漕ぎ進めていました。
◆体験した小学生
「楽しかったです」
Qどんなところが楽しかった?
「漕ぐところです」
◆体験した小学生
「揺れたところは怖かったけど、昔の人はこんな風に(ヒシの実を)取ってたんだと思って楽しかった」
◆体験した小学生
「最後のはんぎり体験で楽しくできて、安全にできたのでよかったです」
子供たちにとっては、地域の伝統をしっかりと感じた一日となったようです。