動物園のクマ、痩せすぎてまるでイヌ―中国

中国・貴州省の動物園のクマが痩せすぎてまるでイヌのようだと話題になっている。

中国・貴州省の動物園のクマが痩せすぎてまるでイヌのようだと話題になっている。

現地メディアにとると、問題の動物園は同省六盤水市にある盤州九龍潭景区動物園。ネットユーザーが最近投稿した動画には、1頭のツキノワグマが柵の中を歩き回る様子が映っているが、胴回りなどが明かに痩せているのが分かる。

動画の投稿者は「園長は『客が来ず、金がないから野菜ばかり与えている』と言っていた」と説明し、ネットユーザーからは「ガリガリじゃないか」「クマじゃなくてまるでイヌだ」など驚きの声が上がった。

一方、園の責任者は12日に「そのクマは年齢が高く、普段の食事量が少ないために痩せた」と説明。地元当局の関係者も「痩せているのは高齢だから。園内の別のツキノワグマは正常な体つきをしている」として、エサの問題や虐待の可能性を否定した。

それでもSNSには「あんなに痩せてかわいそうに」「命を大切にしてほしい」「どんなエサを与えているかのリストを公開せよ」「動物園は最大の虐待地だ」「クマが瘦せ、肥えるのは誰か」といった批判的なコメントが相次いでいる。(翻訳・編集/北田)

© 株式会社 Record China