Official髭男dismの「Sharon」が、杉野遥亮主演「マウンテンドクター」の主題歌に決定

Official髭男dismが、フジテレビ系で7月8日にスタートする、杉野遥亮主演の連続ドラマ「マウンテンドクター」(月曜午後11:00=関西テレビ制作、初回15分拡大)で主題歌を務めることが分かった。彼らが、本作のために書き下ろした主題歌「Sharon」が、ドラマの世界観を後押しし、さらに高みに誘う。

「マウンテンドクター」の舞台は長野県松本市。山岳医療の現場に放り込まれた青年医師・宮本歩(杉野)が、さまざまな思いを抱えた山岳医や患者と触れ合い、現実と向き合いながら成長していく姿を、圧倒的なリアリティーと壮大なスケール感で描く。

Official髭男dismは、「人にはいくつか居場所があって、忘れてしまいそうになったり片方をおろそかにしてしまったりする、そんな時に感じる不甲斐なさは社会人になった時から常に付きまとっていた気がします。仕事とバンドだったのが、バンドと家庭に変わりましたが、感じる不甲斐なさには同じものがありました。でもその両方が、自分を支え、強くしてくれている。帰る場所があり、頑張りたい事がある、その幸せと、両立できない悔しさと、その悔しさを背負ってでもかなえたい夢や生きがいがあること、全ての感情の大切さが一つの模様みたいになって、この曲を作らせてくれたような気がします。この楽曲がマウンテンドクターの世界に、良い彩りを添えられることを願っています」と、楽曲に込めた思いをコメント。

完成した主題歌の音源を長野でのドラマ撮影中に受け取り、何度も聴いたという杉野は「『こんなすてきな楽曲をいいんですか?』という感じで。ものすごく素晴らしい主題歌をありがとうございます。送られてきた楽曲を聴かせていただいて、ものすごく気分が高まりました。1回聴いたら、もう1回もう1回と、何回も聴いてしまいました。実は、お気に入りの服を洗濯したまま、ドラマの撮影で長野に来てしまい、すごく落ち込んでたんです。だけど、この曲を聴いたら『もういっか!』となりました(笑)。宇宙規模だとちっぽけなことだと思えるような、そんな曲だなと思い、すごく元気が出ました」と楽曲から影響を受けたエピソードを披露。

続けて「曲がドラマと合わさって、見ている方に元気をお届けできるような、気持ちが前を向けるような、そんなドラマをお届けできるんじゃないかなという確信が、曲を聴いて生まれました。Official髭男dismさんの素晴らしい楽曲を聴きながら、僕たちも士気を上げて撮影を頑張っていきたいと思いますので、皆さん、ぜひ『マウンテンドクター』をよろしくお願いします」とメッセージを寄せている。

ドラマを担当するプロデューサー・近藤匡氏は「長野県松本市で育った私が小学5年生だった頃、地元の街は大変な盛り上がりを見せていました。テレビでドラマ『白線流し』(1996年、フジテレビ系)が放送され、学校の友達も、先生も、自分の親も、知らない大人も、この街で生きている人達みんながそのドラマを見ているような熱量。自分の街がテレビ画面に映り、そこでお芝居をしている俳優さんたちが輝く。高揚感がすさまじく、今この瞬間、この世界の中心は、この街なんだとすら思えるほどでした」と、当時を振り返った。

そして「だからなのか、スピッツさんが歌う『白線流し』の主題歌『空も飛べるはず』を耳にすると、今でもあの頃のように心がふわりと持ち上がって、ワクワクとした気持ちになるんです。地元の松本市でドラマを作れると決まった時、真っ先に思ったのは、このドラマを見てくれた人、そして地元の人たちに、あの時の私と同じような想いを感じてほしいということ。だから、すさまじい高揚感とワクワク感を抱かせ、ドラマの世界観に寄り添ってくれて、見た人を世界の中心に連れて行ってくれるアーティストに主題歌をお願いしたいと強く思いました。それが私にとってはOfficial髭男dismさんであり、Official髭男dismさん以外は考えられませんでした。素晴らしい主題歌です。ぜひ大自然の中で紡がれるドラマの映像とともにお楽しみいただきたい主題歌です。きっと、見てくれた人をドラマの奥底の、世界の中心に連れて行ってくれるような主題歌です」と、熱い思いを語りオファーした経緯を明かした。

なお、Official髭男dismが歌う主題歌「Sharon」は、ドラマ本編映像のPRスポットと合わせて、ドラマ公式SNSなどで楽しめるほか、6月17日放送のフジテレビ系ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(月曜午後11:00=関西テレビ制作)の第10話内で放送される予定。また、本楽曲は7月24日発売のOfficial髭男dismの3年ぶりとなるメジャー3rdアルバム「Rejoice」に収録される。

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