ラーメン大好きRONZIが『くるまやラーメン』と『日高屋』で食べてほしい一品

ニュースクランチの編集部員が個人的な趣味で聞きまくる「ミュージシャンのこだわりメシ」。BRAHMANのドラマーとして活動しながら、好き好きロンちゃん名義でアイドルとしても活動するRONZIさん。音楽とラーメンは同じものと語り、ラーメンコレクターとして全国各地でラーメンを食べ歩いてる。そんな彼にラーメンチェーン店「くるまやラーメン」「日高屋」の魅力について語ってもらった。

▲ミュージシャンのこだわりメシ ~RONZI(BRAHMAN)~

『くるまやラーメン』で求めていた味噌に出合った

――RONZIさんは何味のラーメンが好きなんですか?

RONZI:醤油が好きですね。どちらかというと、僕は味噌否定派だったんです。もちろん、どの味も食べるんですけど、味噌はランキングに入ってこない。そんな日々が続いていたんですが、『くるまやラーメン』を食べたとき、味噌ラーメンって最高だなと思ったんです!

――くるまやラーメンは美味しいですよね! ただ、都内は郊外にしかない。

RONZI:そうなんですよ! くるまやラーメンはチェーン店だし、最初はちょっとナメていたんです。だから、見つけても「くるまやラーメンね〜」くらいの感じだったんですけど、あるとき食べたら衝撃的で! 自分の好みを確かめるために、味噌もいろいろ食べるようにしていたんだけど、自分好みの味噌にはなかなか出合えなくて。

というのも、注目される味噌ラーメンってブラッシュアップしてるものが多くて、自分の好みではない場合が多い。それが、くるまやラーメンを食べたら、頭の中で想像しているTHE味噌ラーメンだったんですよ。

ニンニクが効いていて、濃すぎず、薄すぎず、もちろんラーメンだけでも食べ終えることができるけど、ライスがあっても全然大丈夫みたいな。そういうものって、世の中にあまりないんですよね。くるまやラーメンを食べたときは、“味噌否定派ですみませんでした!”という感じでした(笑)。

――求めていたスタンダードな味噌ラーメンに出合ってしまった。

RONZI:そうなんです。でも、味噌ラーメンもいいなと思ったのが、30歳過ぎ。40歳近くになるまで味噌の魅力には気づいてなかった。ただ、魅力に気づいたことで、僕の気持ちも歩み寄っていけるので、いろんな味噌を食べても理解ができるようになりました(笑)。

――なるほど(笑)。くるまやラーメンはライスが無料というのがうれしいですよね。

RONZI:半ライスが無料なんですよね! チャーシューを乗せるか迷いませんか?

――わかります!

RONZI:デフォルトだとチャーシューはゼロ。でも、チャーシューを乗せようとすると5枚付いてきちゃう。これが悩ましいんですよ! オンとオフしかないから、いつも迷う。店舗によっては3枚チャーシューメンもあって、それだと最高なんだけど、5枚はなかなかキツくて(笑)。あっ、あと『おおぎやラーメン』も好きですよ。

――おおぎやラーメンですか?

RONZI:群馬のほうにあるチェーン店で、くるまやラーメンのフランチャイズ1号店が独立して、おおぎやラーメンになったんですよ。だから、ここも似ている感じでめっちゃ美味いです!

――おお、それはいい情報を聞きました! 先ほどライスの話が出ましたけど、RONZIさんはラーメンを食べるときライスは必須派ですか?

RONZI:必ずというわけではないけど、“ライスに合うラーメンが食べたいな”という日はありますよね。特に味噌ラーメンのときはライスが欲しくなるかも。というか、ライスが欲しくなる味噌ラーメンが好きなのかもしれません。

――それはあるかもしれないですね。でも、RONZIさんの一番は醤油。お気に入りの店舗はあったりしますか?

RONZI:僕は、どちらかというとラーメンコレクターなので、いろんなお店で食べたいんですけど、単純に回数が多いのは、梅ヶ丘の『中華そば専門店 勝や』というお店ですね。いわゆる『永福町 大勝軒』の流れで、もともと『梅ヶ丘 大勝軒』だったんですが、その店主さんがいなくなって助手をされていた方が跡を継がれたんです。

勝やは永福町 大勝軒よりも麺が硬めに茹でてあって、半々というメニューがオススメ! 麺ひと玉とワンタンを入れてくれるメニューで、それがめっちゃ優しいんですよ。普段使いというお店ではないんですけど、よく行っちゃいますね。

健康を考えたら日高屋の“魚介つけ麺”にたどり着いた

――普段使いされるお店もあるんですか?

RONZI:普段使いは日高屋で食べるとか。でも、日高屋で食べるよりも、勝やに行っている回数が多いかも(笑)。

――ちなみに、日高屋では何ラーメンを頼まれるんですか?

RONZI:日高屋は毎年4月くらいから、こっそりとつけ麺を始めるんですよ、あんまり大々的にやってないけど。去年は豚骨つけ麺だったんですけど、一昨年とその前の年は魚介つけ麺だったんですよ。で、その魚介つけ麺の汁に単品で肉野菜炒めを頼んで、それをぶち込むんですよ。それで食べるのが最高に美味くて! 信じられないくらい美味いんですよ!

――ご自身で思いつかれたんですか?

RONZI:思いついちゃったんですよ! 栄養のバランスも考えて野菜も食べなきゃなと思って、メニューを見ていたときに、“あれっ、美味いかも!”って。だから、今年は魚介つけ麺がいいなと思っています。

▲RONZIさんのラーメントークは止まらない

――RONZIさんのお話を聞いているとラーメンが食べたくなってしまいます! あと、聞きたかったのは朝ラーメンのことなんですが。

RONZI:朝ラーですか! 僕は、朝ラーには2パターンあると思っていて。ひとつは前日からコンディションを整えて、朝に美味しいものを食べるぞ! という気持ちで食べる朝ラー。

そしてもうひとつは、お酒の流れで朝まで起きていて食べるラーメン、もしくはめっちゃ酔って寝ちゃったんだけど、朝起きたら酔いが続いていて、ラーメンが食べたいときに食べる朝ラー。

体調を整えているときは、すっきりした味のほうが多いのかなと思います。朝はやっぱり前日からリセットされているので、口も体も全部真っ白いキャンバスに戻っているんですよ。そこにラーメンで絵を描くというのが一番いいんです。ただ、酔っ払ってもめっちゃ行っちゃいますけどね(笑)。千駄ヶ谷のホープ軒とか。

――RONZIさんのラーメン愛に触れていると、ラーメンに対する考え方が変わるというか。もっと自由にラーメンを楽しんでもいいんだなと思えてきます。

RONZI:そうですか(笑)? 僕はラーメンを作るということは、とてもすごいことだと思っているし、自分でも作ったりしますけど、絶対にラーメン屋にはなれないし、なりたくないって思うんです。

――あっ、それ聞こうと思っていたんです。ラーメン屋を開いてみたいと思っていたりするのかなと。

RONZI:いや、僕には無理ですよ! だって、毎日クオリティの高いラーメンを提供して、仕込みもとても大変なわけです。だからこそ、僕はラーメン屋さんを尊敬しているし、すごいなと思っている。提供していただいた1杯のどんぶりは、感謝していただくようにしています。

(取材:笹谷 淳介)


© 株式会社ワニブックス