「全体的に海が浅くなっていた」輪島の海女100人が漁の再開目指して海中で海藻の生育調査

能登半島地震で海底が隆起し、船が港から出せないなど大きな被害が出ている石川県・輪島の漁業はいまだ再開のメドが立っていません。こうした中、輪島市では海女たちが漁の再開を目指して、海藻の生育調査を行いました。

海女「金沢へ行ってアパートにいた。何もせんと暮らしていた。潜るといっていたので、きのう来た。地震の影響で、いつもならもっと早く海に入っていた」

調査には、輪島の海女漁の担い手となる海士町磯入組合から、およそ100人が参加し輪島港から10キロほど離れた深見地区と大谷内地区の漁場を調べました。中には2023年9月末の漁期終了から9ヶ月ぶりに海に入った海女たちも…およそ3時間ほど海の中で調査を行いましたが、地震前とは様子が変わっていたようです。

潜った海女「いつも7月の初め頃だし、ちょっと短かった」「全体的に海が浅くなっていた。沖のほうも岸のほうも全体に浅くなっていた」

サザエやアワビ漁の漁場となる舳倉島でも調査が行われ、海女たちが潜って現状を確認しました。

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