IHバスケットボール京都府予選・女子決勝 女王・京都精華を最後まで苦しめた京都両洋あと1歩届かず!

インターハイバスケットボールの京都府予選の決勝が行われました。
1枚の切符をかけた全国トップレベルの決勝戦は、男女ともに激戦となりました。

【声】京都両洋高校 3年 木谷夢菜 キャプテン
「京都精華がいてくれるからこそ、自分たちが日々の練習から目標をたててやっていけると思うし、目標があるからこそ自分たちも強くなれる。
京都精華に今日は挑戦しにいきたい」

3年連続で同じ顔合わせとなった女子の決勝。
挑戦者・京都両洋がインターハイ2連覇中の女王・京都精華学園に挑みます。

試合は序盤、京都両洋ペースで進みます。
打倒・京都精華を掲げ、磨いてきたゾーンディフェンスがはまり、女王に連続得点を許しません。
しかし第2Qに入ると、徐々に京都精華が女王の実力を見せ始めます。
ゴール下で高さを生かして得点すると、今度は緩急をつけたドライブで中へ。
堅い守りからの速攻でも得点を重ね、京都両洋は少しずつリードを広げられる苦しい展開となります。
京都両洋の反撃は後半開始直後でした。
まずは身長188センチの14番・ビクトリアがシュートを決めると、去年、けがで決勝に出場できなかったエースでキャプテンの木谷が、ジャンプシュートを決め、チームを勢いづけます。
さらに、木谷がこのリバウンドを奪うと、9番・岡田の鋭いパスがつながり速攻が決まります。
木谷が「勢いにのったら止まらないチーム」と話す通り、チーム全員の勝利に向かう気持ちが、ボールに乗り移ったかのようにシュートが決まります。
第4Qには、2番・杉山がこの日6本目の3ポイントを決めると、木谷のバスケットカウントなどで女王に迫ります。
そして8番・谷口のシュートでついに同点に追いつきます。
しかし残り時間40秒あまりで、京都精華のキャプテン・林にレイアップを決められ、再び勝ち越されます。
2点を追う京都両洋。

【実況】
「京都精華、ボールをキープする、回す
京都精華8連覇へ!
奪った! 京都両洋チャンス!
残り3秒 3ポイント狙っていった!
入らない! ここで試合終了!」

激戦を制したのは京都精華!
女王を最後の最後まで苦しめた京都両洋でしたが、インターハイへはあと1歩届きませんでした。

【声】京都両洋高校 3年 木谷夢菜 キャプテン
「日本一の京都精華相手に、ここまでの試合ができたのは、結果はどうであれ、選手全員が自信をもってできた。
いい試合もできても勝てないと意味がない。
勝ち切る強さを冬に向けてつけていきたい」

8連覇を達成した京都精華。
インターハイで狙うのはもちろん!!

【声】京都精華学園 3年 林咲良 キャプテン
「日本一です!
自分たちらしいバスケットで、1戦1戦全力で戦っていきたい」
「インターハイ がんばるぞ!!」

男子決勝は、去年の全国インターハイ準優勝の東山と、近畿の新人大会を優勝している京都精華学園の対戦となりました。
序盤は京都精華がリズムをつかみます。
13番・新開のジャンプシュートや6番・上野の巧みなシュートで、第1Qを10点リードで終えます。
しかし、東山は第2Q、11番・2年生の佐藤が立て続けに3本の3ポイントを決め、一気に京都精華に追いつきます。
そして試合を大きく動かしたのが、先月の日本代表合宿に参加していた高校生ナンバーワン
プレイヤーと評される東山・5番の瀬川琉久です。

華麗なドリブルでディフェンスを4人かわしシュートを決めると、東山が勢いづきます。
流れにのる東山は、8番・小野寺の3ポイントや4番・松島のレイアップなどで、粘る京都精華を振り切り、東山が2連続でインターハイ出場を決めました。

【声】東山高校 3年 瀬川琉久キャプテン
「東山は一度も日本一をとったことがないので、日本一を目指してチーム一丸となって、時間も少ないですけどがんばっていきたい」

「インターハイ 優勝するぞ!!おー!!」

© KBS京都