天皇杯2回戦 京都サンガが大宮に勝利! 4月27日以来の白星をサポーターに届ける!

サッカーJ1の京都サンガは、6月12日、天皇杯全日本サッカーの2回戦で、昨シーズンまでサンガのヘッドコーチを務めた長澤徹監督率いるJ3首位の大宮アルディージャと対戦しました。
クラブ創設時から、サンガの歴史を積み上げてきた原点となるピッチで、リーグ戦の巻き返しの「きっかけ」をつかみたい。
「たけびしスタジアム京都」に集まったサポーター、選手、スタッフが抱く思いはひとつでした。
前半23分、前線から積極的にプレッシャーをかけるサンガは、ボールを奪うと、流れるような展開で攻め込みます。
宮吉のループシュートは、惜しくもクロスバーをたたきますが、最後は谷内田のシュートがゴールネットを揺らしました。
この日、チョウ監督がゲームキャプテンに任命した22歳の谷内田が期待に応えました。

福岡が、相手ボールを奪うと、すぐさま絶妙な、スルーパス。
そのボールを一美が、切り返すと見せかけ、前へ。
フリーの宮吉が、ループシュート。クロスバーに当たります。
つめていたトゥーリオが、跳ね返ったボールをシュート。
相手ディフェンダーにクリアされますが、そのボールをワントラップから谷内田が、右足を振りぬき、ゴールを決めました。

攻撃の手を緩めないサンガは、後半8分、トゥーリオのグラウンダーのクロスに山﨑がうまく合わせ、2点目、大宮を突き放します。

ここしかないというトゥーリオのピンポイントのパス。
山崎が、落ち着いてゴールへ流し込みました。
サンガは、鮮やかな攻撃で奪った2得点を守り抜き、4月27日以来となる白星をサポーターへ届けました。

(ゲームキャプテンを務めた谷内田選手が代表してサポーターへ挨拶)
「きょうも熱い応援ありがとうございました。
(J1の次節)札幌戦も一緒に戦ってください」

(選手&サポーターが「チャント」を合唱)
「飛び跳ねろ 立ち上がって歌おう
俺たち京都 ひと暴れしよう ララララ ララララララー」

【試合後の記者会見】京都サンガ チョウ 監督
「きょうのスターティングメンバーは、(今シーズン)公式戦に出る機会が少なかった。
そういう、選手の悔しさも、見ていて思った。
やはりチームが苦しい中でも、誰ひとり、その大枠から外れない、船から降りないでやってきたことが、きょうの試合の結果です。
サンガらしい試合だった」

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