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兵庫県芦屋市は14日、2023年度の介護保険料を一部で過少に徴収する事務処理ミスがあったと発表した。総額は15人で計63万2010円。市はおわびの文書を郵送し、1人あたり6880円~10万620円を追加徴収する。
市によると、対象は23年1月27日~24年3月30日に同市に転入し、23年度中に65歳になった人。本来なら前住所地の自治体に所得を照会しなければならないが、仮算定として入力していた最も低い保険料段階のまま、通知してしまったという。
今年6月3日、24年度の介護保険料の算定作業をしていたところ、著しく保険料が引き上がる人がおり、23年度分を確認すると、ミスが判明した。22年度分は正しく徴収できていた。
当時、職員1人が複数の業務をしながら事務処理に当たっており、マニュアルも簡易なものしかなかったという。市は再発防止に向け、詳細なマニュアルを策定し、複数人での作業やダブルチェックを徹底するとしている。(広畑千春)