【なでしこ】池田太監督が熊谷紗希主将に期待 佐々木則夫氏も教え子への思い語る

主将の熊谷紗希

なでしこジャパンの池田太監督が、DF熊谷紗希(33=ローマ)のリーダーシップと経験値に大きな期待を寄せた。

日本サッカー協会は14日に、パリ五輪に臨むなでしこジャパンメンバーを発表。2011年ドイツ女子W杯優勝メンバーで12年ロンドン五輪で銀メダルを獲得した熊谷も順当にメンバー入りし、池田監督から主将に指名された。

この日の会見で指揮官は、熊谷について「キャプテンとしても、選手としても期待しているが、彼女の経験がこのチームの大きな財産だと思う。五輪のいろんな想定外のことが起きた時でも対応してもらえるし、年齢に関係なくフラットにコミュニケーションを取ってチームを引っ張ってもらえればと思っている」と語った。

代表監督として、かつて熊谷を指導した佐々木則夫女子委員長は「15歳のときに出会って元気な子だなと思った」と振り返る。その後、順調に成長し、若くしてA代表に定着。「自分にも厳しく、周りを鼓舞する、資質的にはキャプテンとして逸材。しっかり海外でもやってくれたなという思い」と高く評価した。

そんな教え子が今回も代表入りし「今回選ばれたことは、個人的にもうれしく思っている一人」としみじみ語った。

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