養蚕農家の「春繭」荷受け作業始まる 群馬・富岡市

富岡市内の養蚕農家らが育てた春の繭を出荷する荷受け作業が14日から始まりました。

次々と流し込まれる真っ白な繭。この時期の繭は、梅雨や猛暑の影響を受けにくいことから品質が高く春蚕繭と呼ばれてます。荷受け作業は、市内の養蚕農家らが持ち込んだ春に育った蚕の繭 春蚕繭の品質を確かめるもので、年に5回行われています。

14日は、県のオリジナル品種で純白の糸が特徴の「ぐんま200」と肌ざわりが良く、色が染まりやすい「ぐんま細」の2種類が持ち込まれました。作業台を囲んだスタッフらは、傷や汚れ、つぶれたものが無いかを確認しながら作業にあたっていました。

14日と15日の2日間で約1.5トンの繭が荷受けを終え、碓氷製糸で保管された後、生糸に加工されます。

富岡シルクのブランド化などに取り組む富岡シルク推進機構によりますと、今年は、富岡製糸場の世界遺産登録10周年を記念し、製糸場内で限定商品を販売するということです。

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