息詰まる投手戦 福島・聖光学院 センバツベスト8の青森山田にサヨナラ負け《春季高校野球東北大会》

6月13日から宮城県ではじまった春の高校野球東北大会。福島第一代表の聖光学院が手に汗握る接戦を繰り広げた。

<聖光学院 1-2 青森山田>
◇春季東北地区高校野球大会◇6月14日・仙台市民球場

聖光学院初戦の相手は、今春のセンバツで8強入りを果たした青森山田。
序盤から両先発の好投が続き、スコアボードに0が並ぶ。

動きがあったのは5回表。6番志田がツーベースで出塁すると、8番佐藤。レフト線へのタイムリーツーベースで聖光学院が先制する。
しかし直後の5回裏、フォアボールで出塁を許し、タイムリーヒットですぐさま同点に追い付かれる。

その後は両者得点を許さない緊迫した展開に。
先発・高野は8回に足を攣るトラブルに見舞われるもマウンドを守り抜く。

そして1対1のまま迎えた最終回。
先頭打者にツーベースを許すなど1アウト2・3塁の場面、犠牲フライを打たれ惜しくもサヨナラ負け。息詰まる投手戦は劇的な幕切れとなった。

聖光学院・佐藤羅天選手は「チャンスで一本出せるかピンチで守り切れるかっていうのが、きょうはそこの差で負けたと思っているので、そういう部分でチーム力だったり、一球に対する思いだったりは更に必要かなと思いました」と話した。
また、聖光学院・斎藤智也監督は「辛い苦しいという状況を乗り越えて、夏に本当に強さをみにつけるっていう意味では、きょう負けましたけど、今月の厳しい戦いは続くなと」と話した。

同じく14日、石巻市民球場で行われていた福島第二代表の光南と宮城第一代表仙台育英の試合は、3対8で光南が敗れた。

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