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東京都心も31.7度の真夏日に。2024年、一番の暑さとなった。この暑さの中、ひときわにぎわっている場所があった。
少しでも暑さをやわらげようと、かき氷店には多くの客が押し寄せていた。
ひみつ堂の森西浩二さんは「今週ずっと暑かったから、急に今週になってお客さん増えた感じ。お客さんが増えるのは大体7月、ことしはすごく早いですね」と話す。
暑い中、行列に並び背中まで汗びっしょりの男性は待ち望んだかき氷を口にし「最高ですね、暑い中待ってたかいがありました」と話した。
一方、店員は「かき氷作るの手回しでやってるので急に暑くなると汗ダラダラになりながらやってます」と話した。
急に暑くなり客が増えたことで、氷にかけるミルクなど材料の仕入れが間に合っていない状態という。
森西さんは「急に暑くなると使う量がバーンって上がっちゃうんですよ。それで業者さんにもない。氷の解けるスピードがめっちゃ早いんですね」と話した。
さらに、暑さとの戦いで大忙しだったのが、エアコンのクリーニング業者。
おそうじ革命・大田区多摩川店の石田和也さんは「かびだったり、ほこりだったりが今たくさんついている状態になっています」と話す。
夏本番を控えたこの時期、1日に10台以上の依頼があるという。
クリーニング中はエアコンが使えないため、30度を超える暑さの中での作業に。
何度も何度も汗をぬぐう姿があった。
暑さの中、こまめに水分補給をし作業をすること、約40分。
クリーニング依頼をした成瀬樹里さんは「すごい!ピカピカになりました。全然においが違いますね。夏が来る前に、きれいになって良かったと思います」とうれしそうな様子だった。
これから暑さが増すにつれ、クリーニングの依頼も増える傾向だという。
石田さんは「Tシャツは3、4枚替えを持ってきています。移動するたびに着替えて作業している。(掃除しないと)かびが飛んできている。それをお客さんが吸ってしまうので、そういう面でもやはり清掃は必ずした方がいい」と話す。
クリーニング依頼・成瀬樹里さん:
フィルターとか手が届く範囲を拭いたりはするんですけど、中までは全然できないのですごくよかった。今回お願いして。
これからの夏本番に向けクリーニングは早めの予約が必要だという。
関東で猛暑日を2024年初めて記録するなど、季節外れの暑さとなった14日。
最高気温が34.3度の長野・上田市では、甲冑(かっちゅう)をまとったもてなし武将隊の姿があった。しかし、あまりの暑さに真田幸村公は、夏用の衣装にチェンジすることとなった。
真田幸村公:
甲冑(かっちゅう)が20kg以上あって、夏の陣で討ち死にしてしまう。水分を飲むようにみなも気をつけよ
そして、朝から気温が上がった群馬県の伊勢崎市では、午後には35.1度を超える猛暑日に。
街の人「気温が高いのが当たり前。伊勢崎は、7月8月はどうなるんだろうと不安になる」
公園を訪れると、水に自然と手が伸びる様子がみられた。そして、この暑さの中、公園の遊具はかなりの熱さになっていた。
公園で遊ぶ人は、「(遊具で遊んだ?)熱くて…。ブランコはできた。他は触れなくて」
伊勢崎市内の遊園地では暑さ対策として、うちわなどの貸し出しが行われていた。この遊園地では、熱中症のリスクがある時は遊具の運行を中止にするなど、対策をとっていた。
観覧車の車内には温度計を設置し、38度を超えたら運行を中止していたが、例年の暑さを受け、2024年から観覧車の中にエアコンを導入。その取り付け作業が行われていた。
作業員は「クーラーを天井に付けて中に涼しい風を送り込む」と説明した。
2024年も迫った猛暑到来に向け、各地で対策が進んでいる。