橋下徹氏 維新の都知事選「不戦敗」に立腹「戦場で安全地帯から『祖国のために戦え』と叫ぶ典型例」国会議員の出馬呼びかけ

 橋下徹氏

 元大阪府知事で元日本維新の会代表の橋下徹氏が、14日、X(旧ツイッター)を更新。日本維新の会が、7月7日投開票の東京都知事選に独自候補の擁立を断念したことについて、「戦場で安全地帯から『祖国のために戦え!』と叫ぶ典型やな」と批判した。

 日本維新の会の藤田幹事長は12日の記者会見で、候補者擁立見送りを明らかにし、「知名度も実績もある方々に割って入って戦うのは非常に厳しい。力不足」とコメント。小池百合子都知事、蓮舫氏らを前に、不戦敗を自ら選択した。

 橋下氏はこの報道を引用し、「維新現職国会議員が何のリスクも取らず、莫大な金をかけて全国小選挙区に当選可能性の低い候補者を擁立するだけで、とりあえず比例復活議員を増やすことに邁進した結果」と立腹。「莫大な金を使いながら、肝心要のところで勝負ができない。素早く逃げて、自分たちの身分を守るだけ」とぶった切った。

 さらに「維新国会議員の誰か、立候補しないのか。維新国会議員団で死に物狂いの都知事選はやらないのか」と問いかけ」「こりゃ戦場で、兵士や市民だけを前線に送り、自分たちは安全地帯から『祖国のために戦え!』と叫ぶ典型例やな」とあきれた。

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